ご家族3人そろって佐伯へ遠征受検! 小学4年生 (10歳) の釣りと魚を料理するのが大好きな息子さんをはじめ、見事ご家族全員24年の3級に合格。
リアル会場受検でご家族そろって見事、3級合格を果たした東京都江東区にお住まいの菅谷さんのご子息とお母さま、お父さまにお話しを聞きました。
全国各地、家族で釣り旅行をするのがライフワークになっています。 現地の魚や漁師さんとの出会いが、旅の一番の楽しみです。 鳴門海峡で。
―おめでとうございます。まず、初受検と3級合格のご感想をお聞かせください。
理人 (りひと) くんは?
知らない郷土料理があって、思ったより難しかったけど、合格したのでうれしかった。
お母さま、いかがでした?
時事問題が意外でした。難しいと感じましたが、出題に発見がたくさんありました。
お父さま、さすがですね。
94点、全国14位とは。
釣りと魚を食べるのが好きで、準備せずにどれくらいできるだろうと挑戦しました。
1級、2級に興味がわいてきました(笑)。
釣りが大好きな理人くん。今年一番嬉しかったのは、 淡路島で陸から釣り上げた太刀魚! 夜中で眠かったですが、お父さんと一緒に粘りに粘って 釣り上げた瞬間は、喜びも倍増でした!!
―ととけん挑戦の動機は?
私 (お母さま) が言い出しました。
今年4月にはじめて佐伯の蒲江の釣り宿に行きまして、そこでの家族3人そろっての釣りが楽しくて。
ですから、ととけんを受けるのは、また佐伯に行く理由が見つかったわけなんですね(笑)。
―というと、まず佐伯ありき、なんですね。
そうなんです。
受検して、その後蒲江に行く計画をたてて…。
―理人くんが魚に興味をもたれたきっかけはなんですか?
パパがコロナのときにはじめて釣りにつれていってくれてからです。
(お父さま) 昔釣りをやっていまして、コロナ禍で行動が制限されたときに、釣りを再開したんです。
―食べる、釣る、料理をつくるなどありますが、魚の何がお好きですか? お気に入りのお魚は?
理人くんは?
釣りの待ってつれたときの達成感と引きがたのしいです。はじめて釣ったのはハゼでした。
本命が釣れるともっとたのしい。
お母さまは?
福島県いわきの小名浜港近くで育ちましたので、メヒカリの揚げ物は好きでしたが、刺身は苦手だったんです。もともと魚嫌いだったんですよ(笑)。
いまは釣った魚を息子と夫がつくってくれるようになったから、食べるのが好きになりました(笑)。
鹿児島県の加計呂麻島の釣り宿に行ったときに食べたシロダイ(メイチダイ)の刺身の味が忘れられません。
お父さまは?
食べる、ですね。東京のすし屋で食べたスマが印象に残っています。
カツオでもマグロでもない、ほどよい脂のりがなんともいえない味わいでした。
釣った魚は自分でさばく!のが理人くん流。 将来の夢は料理人。宮城県石巻で腕をふるう。 母も釣ります!真夏の鹿児島錦江湾で釣り上げた真鯛 です。息子のおかけで、人生の楽しみが増えました。
―理人くんのふだんの「お魚ライフ」は?
釣ってさばいて、絵を描いて観察して、パパとママに料理をつくっています。刺身の盛り合わせの盛り付けが得意かな。
―理人くんの将来の夢は?
魚の料理人になりたい。
―ずいぶん各地に行ってらっしゃるんですね?
思い出に残っている旅は?
(お父さま) 息子と二人で年10回くらいは釣り旅に行ってます。家族そろってだと4~5回は行っていますね。
(理人くん) 淡路島観光ホテル!
豆アジの泳がせでクロアナゴが釣れた。
―行ってみたいところがありますか?
(お母さま) 長崎の五島列島ですね。
(お父さま) グレやヒラマサが釣れそうです。
(理人くん) 伊豆大島でショゴ (カンパチ) 釣りも。
あと、桜島で釣りそこねたカンパチもリベンジしたい。
―今回の3級出題で印象に残った問題はありますか? 楽しめましたか?
(お母さま) Q21の「ハトシ」です!
24年公式ガイドを羽田から福岡への機上で読んでいて、
耳慣れない料理が印象に残りました…。
ふるさと納税で見かける岡山のママカリなどの魚や料理にはなじみがありました。
3級 Q21
長崎市の新地中華街の飲食店で、見なれないメニューをみつけました。
エビのすりみを食パンではさんで油で揚げたこの食べものを選びなさい。
①かっとっぽ ②長崎てんぷら ③長崎そっぷ ④ハトシ
(理人くん) おすし屋さんのたのみ方をはじめて知った。
3級 Q25
カウンター越しに職人が握ってくれるすし屋に初めて行くのは少しばかり勇気がいりますが、注文の仕方が3つあるのを知っておくと心強いものです。この3つにあたらない言葉を選びなさい。
①おきまり ②おこのみ ③おしきせ ④おまかせ
(お父さま) Q12の三重県の "県魚" を問う問題で、選択肢がエビ類ばかり…。
魚の範囲は広い、と感じました。
Q38Q "ますのすし" は知っていましたが、魚種を問われるとは(笑)。
Q77の解答はんぺんのように、サメをこんなに身近で食べているんだと気づかされました。
Q56は、ウメイロかタカベで迷いましたね。
3級 Q56
伊豆七島では、骨ごと筒切りしてわさびしょうゆで食べる伝統料理「背越し」で味わいます。
伊豆諸島沿岸に生息するごらんの日本固有種を選びなさい。
①ウメイロ ②タカサゴ ③タカベ ④ムロアジ
佐伯でハマチを養殖している社長さんに質問。魚に関す る疑問は、その道のプロに直接聞きに行きます。
―はじめてのととけん挑戦にあたり、どんな準備をされましたか?
(理人くん) ふだんの釣りで、釣った魚について調べたり、実際に料理したりして、覚えていきました。
(お母さま) ニッポン魚グルメナビ (24年公式ガイド) を通読しました。
―佐伯会場のバスツアー、前夜祭はいかがでした?
(理人くん) ごまだし作りが楽しかった。
蒲江で釣ったキテンハタの写真をゆずきさんに送ったら、返事がきて嬉しかった。
(お母さま) 魚好きの人たちと出会えて嬉しかった。
ととけんコミュニティをつくりたいですね。
(お父さま) ツアーに参加し、伊藤柚貴さんとも交流できてとてもよい機会をいただきました。
参加者の皆さん魚好きで参加者同士の会話もとても楽しかったので、受検者同士の交流の場がもっとあると嬉しいですね。
前夜祭で開催された伊藤柚貴さんのトークショーでは、 子どもたちから質問も。
前夜祭に家族で参加し、ごまだし作りを楽しみました。ととけん を愛するみなさんと交流できたのも、貴重な機会でした。
―最後に、これからととけんに挑戦しようとしている全国の魚好きの皆さんにメッセージがありましたら。
(理人くん) 3級でもわりとむつかしいから、がんばって勉強してください。
(お母さま) 日本のことを意外に知らないと、ととけんを受けて初めて知りました。
受検は新しい知識を得られるいい機会です。試験の後に、家族で「僕この問題分かったよ」「私は分からなかった」などと一喜一憂するのも楽しかったです(笑)。家族で同じ試験を受けるというのは人生でもなかなかない機会なので、ぜひ家族で一緒にチャレンジしてみてください!
(お父さま) 水産業に興味を持ってほしいですね。
海の環境異変など魚をめぐることがらにアンテナを張る動機になります。2級が楽しみです(笑)。
(お母さま) ところで、来年も佐伯開催はあるんですか?
―前向きに考えられているようです。
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